出会いも留守番も突然!キジトラ猫を保護したのは結婚式1週間前


猫との出会いは、いつも突然です。野良猫と偶然出会って、そのまま保護することになった方は特にそうでしょう。

今回体験談を教えてくれた男性の方も、初めて野良猫を飼うことになったのは突然だったとの事です。しかも、1週間後には結婚式を控えていたそうです。

それを聞いただけで、今回体験談を教えていただいた方がアタフタしたのが目に浮かびますが、具体的に何が起きたのか、早速見ていきましょう。

[mokuji]

目次

キジトラ猫と賃貸マンションの駐輪場で1年の付き合い

都内に住む会社員です。結婚して12年ほどで、妻も働いており子どもはいません。子どもがいないのもあって、今は3匹の猫を飼っています。

飼っている3匹の猫とは別に、今まで2匹の猫を見取りました。よって計5匹の猫と縁があり、一緒に暮らしてきたことになります。5匹とも元野良猫で、道路で保護したり里親としてもらってきた子達です。

初めて飼うことになる雌のキジトラ猫を拾ったのは、12年前の結婚式の1週間前の事でした。

実は、そのキジトラ猫とは野良猫時代に、すでに1年の付き合いがありました。当時住んでいた賃貸マンションの駐輪場によく出没していたためです。私は趣味でバイクに乗っていたのですが、時々私のバイクの上でくつろいでいたのを覚えています。

駐輪場でバイクをカスタムしていたのですが、初めの頃は逃げていましたが1年間も駐輪場で付き合うと、そのキジトラ猫もだいぶ慣れて、私に対してバイクの横でおなかを見せて甘えたりもする関係になっていました。

結婚式1週間前にキジトラ猫を保護しました

結婚式1週間前の1月の寒い日、妻と一緒にホームセンターへ。プラスチックのゴミ箱を買うためです。

徒歩15分ぐらいの距離だったのですが、購入したプラスチックのごみ箱を手で運んで持って帰った時の事です。

いい加減疲れてきたところで、ようやく家に到着。すると、賃貸マンションのエントランスに例のキジトラ猫が寒そうに丸まっています。キジトラ猫も私たちに気付いて、足元にスリスリ。

暫く撫でていると、妻が突然「ゴミ箱もあるし、これに入れて連れて帰る?」と。

もう1年の付き合いで私たちに慣れていたし、このまま野良でいてもらうのも忍びない。家の準備が整ってないけど、ゴミ箱に放り込んで、すぐにエレベータに乗り込み3階へ。結婚式1週間前に、1年の交際期間を経て我が家の子になってもらいました。

家に到着後は「ニャー!ニャー!」と大きく叫んでいましたが、1時間も経ったらまるで我が家のようにコタツの中に入り込み、くつろいでいました。

私は妻を残して、直ぐにホームセンターへとんぼ返り。猫用のトイレやペットシーツ、猫砂、キャットフードをまとめ買いして、自宅に設置しました。

結婚式当日に留守番をしてもらいました

結婚式当日、早朝から深夜まで家を空けることになります。

すでにキジトラ猫のお気に入りの場所がコタツの中になっていたのですが、コタツは危険なので電源を切って、エアコンを入れっぱなしにする事としました。餌も3皿に分けてキッチン、部屋、寝室、の3か所に分けて設置して外出しました。

朝6時ぐらいに出発、無事に結婚式を終えて夜11時ぐらいに帰宅。

「ただいまー」と帰宅しても、物音一つしません。何があった?と家の電気をつけてキジトラ猫を探したのですが、ドコにもいません。

まさかと思い、こたつの中をチェック。朝見たときと同じ位置にいました。その後、トイレのペットシーツをチェックしたり、ご飯をチェックしたりしたのですが、オシッコもしてないし、ご飯も減っていない。

どうやら、私たちが結婚式で外出していた17時間、全く動いてなかったのです。

初めてのキジトラ猫との出会いに感謝しています

やはり見た目でリラックスしていたように見えても、実際はそうではなかったのです。キジトラ猫は、心許した私たち夫婦が一緒にいたから、リラックスした仕草を見せていただけだったようです。

その後も、共働きだったのもあり日中はお留守番してもらっていたのですが、オシッコしないし、ご飯も食べていません。ようやくお留守番中でもオシッコ出来るようになったのは、1か月ぐらい経ってからでした。

野良の警戒心が抜けて家猫になるには、長い時間がかかるのを知りました。その後、縁があって引き取った2匹目以降の計4匹は、初めて家に来たらしっかりスキンシップをして、緊張をほぐしてあげることに努めました。

その初めのキジトラ猫はもう天国に旅立ちましたが、猫を飼うとはドウいう事なのか、本当に色々教えてくれました。賃貸マンションの駐輪場での「偶然の出会い」に感謝しています。

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まとめ

結婚式の1週間前に雌のキジトラ猫を保護して、結婚式の間に留守番をしてもらった体験談でした。

野良猫は、外の厳しい生活環境、外敵や、猫同士の争いの中で生きています。いきなり家に連れてこられて、全ての環境が変わると警戒するのは無理もない事です。

飼い主は猫の不安をくみ取り、安全なんだよ、と教えてあげる必要があります。ただし、初めから必要以上にスキンシップを取ろうとすると、余計に警戒してしまいます。

子猫ならば問題無いことが多いですが、警戒心のある野良猫を保護した場合は、まるで空気のように扱い、まずは猫の方から近寄ってくるまで辛抱強く待つのが良いでしょう。

一緒にオモチャで遊んで距離感を縮めるのも良い方法ですが、スキンシップは猫側からアクションするのを待ちましょう。

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