猫との出会いはいつも突然です。そんなつもりが無かったのに、野良猫と運命的に出会い、そのまま我が家の子になってもらった方も多いでしょう。
今回の体験談を語って頂いた方も、そのような出会いをした一人です。しかも、2泊3日の家族旅行の直前の出来事で、ヨタヨタ歩きの子猫にいきなりお留守番をしてもらうことに。
保護したばかりの子猫に留守番をしてもらった顛末を、さっそく見ていきましょう。
[mokuji]
2泊3日の家族旅行の直前に子猫を保護
57歳の専業主婦です。子どもにせがまれて猫と一緒に生活をするようになって、早20年を超えています。
猫のいない生活は考えられないくらい、娘と私は猫が大好きです。今現在、うちには3匹の猫がいます。今いる子たちは、全員娘が拾ってきたり、訳あって、貰ってきたりしたものです。
そのうち、1匹の猫を拾ってきたときのことです。まだ、離乳もできていないくらい小さな子猫で、拾ってきたときはヨタヨタ歩きで「助かるかな?」という状態でした。
それでもなんとか世話をして、元気にすることができたのですが、その頃、もともと予定していた2泊3日の家族旅行があり、その拾ってきた猫をどうするか、困ってしまいました。
他の猫は、かかりつけの獣医さんが、利用者サービスの一環でペットホテルを運営しているため、そこの予約がしてあったので良いのですが、その子の分は予約をしていませんでした。
そこで、急遽お願いをするように、獣医さんに連絡をしましたが、即効断られました。理由は、予防接種をしていない、という事でした。
予防接種をしていないとペットホテルに預けられない
たしかに、これまでうちの子を預けるとき、かかりつけでしたので、みんな予防接種の証明はできており、なんら問題なく、預かってもらっていました。しかし、今回、その子はまだ体調がすぐれていなかったため、予防接種をすることが出来ていなかったんです。
そこで、獣医さんに相談したら、まず言われたのが、こんな子を家に置いて出かけること自体、甘い、といったニュアンスで軽く叱られました。それは分かっていたのですが、随分前に計画をして、それにあわせてホテルを予約したり、休みを調整してもらったりしていました。
今さら変更はできないため、さらに獣医さんにしつこく相談したら「2泊3日なら、なんとか留守番はできると思う」「猫が寂しがるといけないから、留守電にしておいて、留守電で話しかけてやってもらうと良い」と言われました。
留守番電話の機能を使って猫にしゃべりかけてみた
その言葉を信じて、また、猫は犬のようにまとめ食いをしない、という本に記載してあったことを信じて、十分な水とごはん、トイレの予備を準備し、予約していたペットホテルもキャンセルして、他の猫と家でお留守番をしてもらうことにしました。
旅行先から何度か自宅に電話をかけ、留守番電話に「〇〇ちゃん、どうしてる?」と呼びかけてみました。
無事旅行が終わって帰宅すると、水はひっくり返し、トイレの砂はまき散らし、ごはんはほとんど食べ、の状態ではありましたが、その子猫を含め、全員元気にしていて、安堵しました。
今回の経験から、野良猫は予防接種をしないと預かってもらえないため「猫を拾うにも計画性が必要だねえ」と娘と話しました。そうは言っても、猫は計画的に拾えるものではありませんけどね。
猫たちで、留守番をしているとき、どのような様子だったのか、よくテレビでやっているように「監視カメラをつけておきたかったなあ」と思いました。
まとめ
2泊3日の家族旅行の直前にヨタヨタ歩きの子猫を拾ってしまいましたが、病院の先生のアドバイスで家で留守番をさせることになった体験談です。
留守番電話の機能を使ってしゃべりかける、という獣医のアドバイスをしっかり守って、無事にお留守番をしてもらったかいもあり、無事に留守番が出来て一安心です。部屋の中は、荒れ放題だったとのことですが…
次回の家族旅行では、ペットカメラや自動給餌器の導入を考えても良いでしょう。スマホを使えば猫の状況を確認できる事はもちろん、遠隔で餌もあげることも、しゃべることも出来ます。