飼い主にとって、犬の躾はなかなか難しい問題です。どのように躾をすれば、お留守番中のトイレや悪戯をしないように出来るのか、試行錯誤を繰り返すけどなかなか上手くいかない、そんな飼い主も多いです。
今回の体験談を語ってくれた方も、まさに躾の難しさに直面してしまいました。ペットショップで購入したポメラニアンの女の子に、日中仕事でお留守番をしてもらわなければなりません。
どのように躾をして何が起きてしまったのか、見ていきましょう。
[mokuji]
ポメラニアン雌をペットショップ購入後に留守番の躾を行いました
私は電気工事会社で働く33歳の会社員です。私は子供のころから動物が好きで、7年前についにペットショップにで一目ぼれをしたポメラニアンの女の子を購入しました。
共働きのため、今でこそ日中ほったらかしでも全然平気ですが、当時はわからないことだらけで毎日のように購入したペットショップに電話をして、色々質問していました。今考えるとなかなかの親バカで、ペットショップの店員さんも困っていたのかもしれません。
そのかいあってか、トイレトレーニングも順調で、鳴き癖もほとんどなくなり本当にいい子になりました。
生後3ヶ月くらいからお留守番の練習をさせるため、家にいても別の部屋のケージにいれて半日程はったらかしにして様子をみていました。
やっぱり寂しいのかしばらくはキューンと鳴いていましたが、いい子にしていたので「これはいけるぞ!うちの子はできる子だ!」と思いましたが・・・またも親バカが発動していました。
しばらく繰り返し練習して自信をつけた親バカの私は、お留守番計画を実行に踏み切りました。
実際にお留守番をさせてみたら、部屋が凄いことになった!
帰ってみると、ケージから脱走しトイレはし放題、ケータイの充電器のコードはズタズタに、大好きなお菓子は完食されていました。
とりあえずしつけの為に怒り、反省したようにしょんぼりしていましたが、どうやらお留守番の楽しさを覚えてしまったようで、それからも上手にお留守番は出来なくなってしまいました。
後々、ペットショップに相談したところ「ワンちゃんは悪くないですよ、まだいいことと悪いことの区別ができていないだけです」と言われました。
今回のことでいえばイタズラをした時「その瞬間」に怒らなけばいけなかったようで、ワンちゃんからすれば私が帰ってきて突然怒りだしたのでなんで怒られているのかわからないとのこと。どうやら、そこから一つづづ教えていかないと駄目なようでした。
ペットショップのアドバイスで躾の怒り方を変えてみたが…
そこで、わたしはお留守番トレーニングの為にあえてイタズラしそうなものオヤツやケータイのコードを触れるところにおいておき、しらんぷりをしてイタズラわ始めたら怒る(手をたたく音が怖いようなので手をたたく)ということを繰り返し教えました。
そのかいあってか、今ではケージは使わず家のなかでは放し飼いですが、イタズラもなくお留守番もちゃんとやってくれるいい子に育ってくれました。
ただ、噛み癖のしつけを厳しくしすぎたせいなのか、買ってくるおもちゃで遊んでくれなくなりました。おもちゃも噛むと怒られると思ってしまったのか、色んなおもちゃを買ってきても見向きもしてくれなくなってしまいました。一緒に遊びたい私は少しがっかりです。
今となっては、しつけの難しさを感じたいい経験だったのかも知れません。
まとめ
飼い犬を躾ける場合、ダメな事をしたその瞬間に怒らないと効果がありません。ダメなことをして、それから暫く経ってから怒られても、犬は何故怒られているのか理解できません。
悪戯は大抵、仕事で外出している間に起こります。例えば、まず「だめ!」という言葉が怒られている言葉と認識してもらい、その後ペットカメラを設置して、外出中にペットカメラで悪戯を確認したら、カメラのアプリ越しに遠隔で「だめ!」と注意しでも効果があります。
もちろん、帰宅したら「お留守番頑張ったねー」といっぱい褒めてあげましょう。