犬の噛む力はとても強く、木製のケージを使っている飼い主のお話を伺うと、ケージの木製の柱が直径30㎜程度であれば、2-3週間もあればかみ砕いてしまうそうです。
今回の体験談を話していただいた20代の女性の方は、愛犬のコーギーにケージ内で留守番をしてもらい、買い物に出かけたところ、部屋の中がとんでもないことになって、泥棒に入られたと思ったそうです。
何が起きたのか、早速見ていきましょう。
[mokuji]
愛犬コーギーの留守番は大きめのケージを使用
私は29歳の女性で、会社員です。実家でコーギーの雄を1匹飼っています。現在、IT企業で営業職をしていますが、当時はシステムエンジニアとして働いていました。
正社員として働いていましたが、勤務時間は9時~18時でした。都内で働いていたので、7時前には自宅を出ているような生活で、さらに残業も多かったので夜11時に帰宅することも割と多くありました。
家族は母と弟がいますが二人とも働いているので、朝は同じくらいの時間に家を出て、母は夜の7時には帰宅しているようでした。なので、日中は愛犬コーギーにお留守番をしてもらうしかありません。
普段は、朝起きてから少し愛犬コーギーと遊んでから、大きめのゲージに戻して外出しています。
その日も同じように「仕事に行ってくるからね」と少し遊んでから、愛犬コーギーをゲージに戻して外出しました。
愛犬コーギーの短い留守番でまさか泥棒?
その日、たまたま私は残業がなく、真っすぐ家に帰っているところに母から連絡があり、買い物に付き合うことになりました。
買い物の後、母はいつもより少し遅い帰宅になってしまったので、愛犬コーギーの事を心配していました。
帰宅後、真っ先に愛犬の部屋に向かうと、いつもは愛犬のいる部屋は静かで寝ていることが多いのに、その日はガタガタ、ゴソゴソと大きな物音が聞こえていたのです。
「まさか!泥棒?」
母は驚き、私の腕を掴みながら愛犬コーギーのいる部屋に恐る恐る入ってみて、なんと拍子抜けです。
ある意味、泥棒が入ったような部屋になっていました。
愛犬コーギーの短い留守番でケージの鍵を破壊
愛犬はゲージのカギを歯で破壊して、扉を開け、部屋中を散らかして遊んでいました。
私の学習机には届かないはずなのに、どうにか鼻を使って、物を落としていたのでしょう。
まず、箱ティッシュの中身が全て出ていて、ティッシュはバラバラに破けて絨毯になっていました。
私の香水はスポンジ部分をプッシュすると香りが出るタイプなのですが、スポンジ部分を噛むのが楽しかったのでしょう。香水が全て出ていて中身が空っぽになっていてスポンジ部分は取れて無くなっていました。
私のベッドの枕は綿が出ていて、マンガも細かくちぎられていました。
もう何から手を付けたら良いのか分からない状態で、瞬時に「今日はここでは眠れないな」と思ったことと、ゲージのカギが破壊されているので、明日から新しいゲージを購入するまでどうやって留守番させれば良いのだろう、とゲンナリです。
しかし、当の愛犬本人は「やったぜ!」と言わんばかりのドヤ顔です。そして、尻尾をいつも以上に振っているのです。
「憎たらしいやつめ」と思いながら、怒りたくても、可愛くて許してしまいます。叱らないといけないタイミングだと思うのですが、許してしまうダメな飼い主です。
まとめ
ケージのカギをかみ砕いて脱出し、家の中を「泥棒」さながら暴れまわったコーギーの体験談でした。
実はコーギーには2種類の犬種があります。
・ウェルシュ・コーギー・ペンブローク
・ウェルシュ・コーギー・カーディガン
外見は似ており、どちらも古くイギリスで牧羊犬として、また家畜を守るために飼われた犬種です。
ちなみに、ウェルシュと言うのは、イギリスの地方の名前です。
日本で良く飼われているコーギーは、「ウェルシュ・コーギー・ペンブローク」になります。
性格はとても活発で、粘り強く、もともと牧羊犬だったため相当量の運動をこなす体力もあります。
半面、牧羊犬として羊や牛の足を噛んで、群れを乱さないようにする本来の習性が残っているのか噛み癖がありますので、幼犬からの躾が重要になります。
今回の体験談では、ケージのカギを噛んでも壊してしまったとの事。
コーギー本来の習性癖が出たのかもしれません。