日本ではミニチュアダックスフンド良く飼われている犬種ですが、もともと狩猟のためのハンティング犬であることは有名です。スタンダードのダックスが穴熊を捕まえるのに対し、ミニチュアダックスは小さな獲物、ウサギなどを狩るために誕生しました。
ハンティング犬としての気質を色濃く残しており、小さな身体をしているにもかかわらず恐いもの知らず、そして好奇心旺盛な性格を持ち合わせています。もちろん家の中でもハンティング犬としてのヤンチャぶりは発揮されて、壁に穴を開けようとしたり、物を獲物と見立てて暴れまわったり…
今回、体験談を話していただいた女性の方も、留守番中に愛犬ミニチュアダックスのヤンチャぶりが、キッチンで発揮されてしまったとの事。
ではキッチンで、何が起きたのか見ていきましょう。
[mokuji]
ミニチュアダックスの留守番はリビングでケージの中
27歳の既婚女性です。子供が2人の4人家族、ミニチュアダックスのオスを1匹飼っています。
マイホームを購入する時に、長男が「誕生日プレゼントに、犬が欲しい!」と言っていたので、ペットショップで購入しました。まだ子犬でとても可愛く愛らしい顔で、もう1人子供がいるような感覚になりました。
ミニチュアダックスを飼い始めた当時は、子供は2人とも保育園に通っていました。しかし、今では長男が小学生になり、旦那も私も共働きをしているため、日中はミニチュアダックス1匹でお留守番させています。
結構やんちゃなミニチュアダックスなので、いつもケージの中に入れて鍵をしめてお留守番してもらっています。
我が家は、リビングと和室が離れているのですが「普段は少しでも涼しい所で過ごしてほしい」と思い、和室にケージを設置しています。
夕方の帰宅後に犬の散歩に行ってから、そのままリビングに入れるという感じにしていました。
しかし、だんだん冬は寒くなるし、夏場は猛暑で暑くなり過ぎることもあり「そんなところで帰りを待っているのは可愛そうかな」と感じたため、ケージをリビングに移動させて、エアコンを付けた部屋でお留守番してもらうスタイルに変更しています。
ミニチュアダックスの留守番でキッチンのガードを閉め忘れ
まだ次男が小さい時は、次男をキッチンに入れないように、扉を開けるタイプのガードをしていました。しかし今では次男も次第に大きくなり、ガードを外そうかとも悩んでいました。
しかし、ミニチュアダックスにキッチンに入られても困ります。なぜなら、ガードがある安心感から、いつもゴミ箱や保管食品はキッチン下に置いています。
とある夏の日、少し寝坊して仕事に遅刻しそうになった朝がありました。
長男にミニチュアダックスのトイレ掃除を頼んで、それが終わってから全ての戸締りを確認し、エアコンの温度を確認して家を出ますが、その時は遅刻ギリギリ。
玄関で靴を履いている時、キッチンのガードが開けっぱなしに気付きました。
しかし、ミニチュアダックスのケージを閉めているし、キッチンのガードは閉めなくて良いだろう、と開けたままにして家を飛び出てしまったのが失敗です。
帰宅後に判明するのですが、どうやら閉めたつもりのミニチュアダックスのケージの鍵が、閉まっていなかったのです。
ミニチュアダックス留守番でキッチンのゴミ箱がえらいことに…
夏は部屋の中がとても暑くなるので、エアコンのあるリビングのドアは少し隙間をあけて、エアコンの風を玄関ぐらいまで通るようにしています。
仕事から帰ってくると、いつもケージの中に入っているミニチュアダックスが玄関で待っていました。
私を見上げて「おかえりなさいワン!」とか言われても、私は「なんで玄関に居るの?」とビックリ!
その後、ケージの鍵がうまく閉まっていなかった事を知るのですが、部屋の中がぐちゃぐちゃです。特に、キッチンは足の踏み場もないほど生ゴミと食材が散乱して、無残な姿となっていました。
ちょっと怒りながら片付けを始めようと思ったのですが、愛くるしい顔で「ここで、いっぱい遊んだワン!」とか見上げられると、逆になんだか笑えてきます。
で、思わずそのミニチュアダックスの表情と、無残なキッチンを写真に収めてから、片づけを開始しました。
きっと今後もバタバタしていると、鍵を閉め忘れる事があると思います。そこで、ゴミ箱をミニチュアダックスが悪戯出来ない程度の高さに置くため、ホームセンターで木を買ってきて、子供立ちと小さいテーブル工作をして、そのテーブルの上にゴミ箱を置いています。
ゴミ箱を使う私自身も「少し高いとこにゴミ箱があると、結構楽だな」と思わぬ収穫。
そうは言っても、キッチン以外でも色々やんちゃをしてくれますので、ケージでお留守番は必須かな。
今では子供2人も、しっかり鍵をかけているか、エアコンの温度設定は、水はあるか、食事はあるか、きちんとチェックして外出する事を習慣付けています。
旦那には、ペットカメラの購入をお願いしています。なぜなら、外出中でもカメラでミニチュアダックスを確認できるので、今よりも安心できるのかな、と考えています。
ペットカメラ導入案には、息子2人も賛成してくれていますが、そのうちスマホ欲しいとか言われそうです…(笑
まとめ
キッチンのガードを閉め忘れ、ケージも閉め忘れ、ミニチュアダックスが自由を手に入れた結果、生ごみ祭りが始まってしまった体験談でした。
とても好奇心旺盛で、ハンティング犬としての性格も持っているミニチュアダックスが、部屋の中で自由になって、しかもゴミ箱を目にしたら、何が起きるか想像できてしまいます。
子犬の時でない限り躾けるのは難しいため、成犬の場合は、体験談を語って頂いた女性宅のように、ケージや柵で入ってはいけない場所を区切るのが良い方法です。また悪戯されたらダメなものは届かない高い場所に移動する必要もあります。
そうは言っても、ミニチュアダックスはハンティング犬であるため、運動が大好きです。出来る限り広い活動エリアを与えてあげましょう。
また、ミニチュアダックスは「甘えん坊の寂しがり屋」ともいわれている犬種です。留守番中はペットカメラを使って様子を見るのと同時に、カメラの向こうから話してあげる事で寂しさを解消する事も出来るでしょう。