キジトラ猫が留守番のストレスで自傷行為!毛をむしって禿げた!


猫は自由気ままに生きているように見えて、実は繊細でストレスを感じやすい動物です。一般的に猫がストレスを感じると、毛繕いをすることで気分を紛らわせたりもします。

そもそも猫は日常的に毛繕いをするので、ストレスを感じた時の毛繕いとの見分けは付きにくいです。しかし、ストレスを継続的に受け続ける環境下に置かれると、ストレス発散の為に毛繕いを続けてしまい、それが自傷行為へと繋がります。

今回、体験談を話していただいた女性の方は、日帰りの予定だった外出が悪天候で帰宅できなかった時に、飼い猫の雄のキジトラ猫が問題行動を起こしてしまう内容です。

では早速、雄のキジトラ猫に何が起きたのか、見ていきましょう。

[mokuji]

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キジトラ猫の2匹には留守番前に説明をするルールです

北海道に、夫と猫2匹と住む41歳女性です。専業主婦は性に合わないので、会社員として働いています。訳あって子供もいない為、5年前にインターネットで里親募集のサイトに登録し、出会ったのが今の雄と雌のキジトラ兄妹です。

生後2週間で引き取ったため、初めの頃はミルクをあげるのに休憩時間は一度自宅に戻ったりしていましたが、今は共働きのため日中キジトラ2匹でお留守番をしてもらっています。

家の目の前が線路で、事故にあうのが怖いため、完全に家猫として外出できないようにしています。しかし、雄のキジトラ猫がドアを開けたがるので、玄関に通じるドアだけはストッパーしています。それ以外は、家の中で好き放題にさせています。

私たち夫婦は泊まりで出かける機会が時々あるのですが、その時、1つのルールを決めました。そのルールとは、外出の時にはキジトラ2匹、特に雄に向かって泊まりの詳細を事前に話すようにしている事です。

予定外の泊まりで留守番中のキジトラ猫が禿げた!

何故、キジトラ2匹に言葉も通じないのに、外出の説明をするルールを作ったのか、説明させてください。

以前、一度JRを利用して2人で日帰りの予定で出かけたとき、大雪のためJRやその他の公共機関が運休になってしまい、帰れなくなってしまったことがありました。

次の日は朝早く帰宅しましたが、雄のキジトラ猫の様子がどうもおかしく、ものすごくよそよそしいのです。と言うよりは、むしろ知らんふりをするのです。

いつもの雄のキジトラ猫は、甘えん坊のベタベタなので、もしかしたら具合が悪いのかと思って体のあちこちをチェックすると、太もも付近が500円くらいの大きさで禿げていました。ちなみにキジトラ雌のほうは普段通りのままで迎えてくれました。

とにかく異変といえば禿げていることと、いつものように甘えずに壁側に向いてしまって、名前を呼んでもそっぽ向き続けることだったので、とりあえず禿げたところを病院で診てもらうことにしました。

キジトラ猫が留守番のストレスで自傷行為!

診てくれた先生の話では、猫の禿げには真菌が原因の時があるけれど、真菌の場合の禿げ方だと綺麗に毛がなくなるらしく、今回のうちの雄のキジトラ猫の禿げ方は毛をむしり取ったようなので、多分ストレスが原因の自傷行為じゃないか、とのことでした。

この事件がある前にも、泊まりで出かけることはありましたが、黙って一晩帰ってこないことは初めてだったので「それで今回禿げたのだ!」ということで、我が家のルールとして外泊時は、きちんとスケジュールを話しておく事にしました。

言葉は通じないのは分かっているのですが、雰囲気は伝わるのでしょうか。おかげさまで最大2泊まで可、その場合は1週間前から話しておくようにしています。本当に外出が原因でストレスを感じた自傷行為だったのか定かではありませんが、禿げたのはその一度きり、飼い猫ともコミュニケーションが必要と感じる出来事でした。

スカイプのような、猫と飼い主が遠く離れていても画面を通してコミュニケーションがはかれるものがあれば、なお一層絆が深まるかもしれません。でも寂しくて拗ねる雄のキジトラ猫と、堂々としている雌のキジトラ猫と暮らすことができて、その2匹の違いが微笑ましく、ますます猫を飼う楽しさが増えています。

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まとめ

ストレスから自傷行為と思われる禿げを作ってしまった雄のキジトラ猫ですが、ではストレスを取り除いたら自傷行為はストップするのかと言ったら、そうとは限りません。

自傷行為で傷ついた皮膚が気になって、また舐めてしまう。このような悪循環が起きる事も良くあります。猫の下はザラザラしていますので、皮膚に与えるダメージは大きいのです。そうなると、ご家庭での対応は難しくなりますので、動物病院に相談しましょう。

猫に留守番をさせる場合、ストレスの貯まりにくい環境を作る事も重要です。例えば、猫は爪とぎをすることで、ストレスを発散できると言われています。

段ボール箱などを部屋やお気に入りの場所に置いて、自由に爪とぎが出来るようにしておくのも良いでしょう。

また、家を留守にすることの多いご家庭の場合は、キャットタワーを用意しておくのも良いです。キャットタワーには、爪とぎがついている製品もありますし、猫は部屋全体を見渡せる高い場所を好むので、キャットタワーの頂上はきっとお気に入りの場所になるでしょう。

最近では、通話機能の付いたペットカメラもありますので、外出先からスマホで猫の様子を確認しながら、話しかける事も出来ます。声を聞かせることで、愛猫にも安心感を与える事が出来ます。

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