子供の頃はとてもヤンチャな性格を持つラブラドールレトリバーも、大人になるととても優しく従順になります。それは盲導犬の働きぶりからも伺えます。
また、躾をしっかりする事で、とても飼いやすい犬種と言われています。
今回体験談を話していただいた女性の方も、同じようなことを言っています。愛犬のラブラドールレトリバーは、とても素直で留守番上手に育ったそうです。
では早速、愛犬のラブラドールレトリバーが、どのように留守番上手になったのか、見ていきましょう。
[mokuji]
留守番上手なラブラドールレトリバーを飼うきっかけは犬苦手克服
現在24歳のOLで、実家で両親とペットのラブラドールレトリバーの女の子と暮らしています。
小学生の頃、動物がとにかく苦手で、犬がリードに繋がれて散歩している横を通ることすらできず、怖くて足が固まってしまい、動けなくなるほどでした。
それを見かねた両親が、私の動物嫌いを治すために15年前犬を飼うことを決意しました。家族4人でペットショップに行きました。私が気に入ったのは生まれて3ヶ月のラブラドールレトリバーの女の子。
店員さんが、その子を抱っこして私たちに見せてくれて、その後に部屋の中へ戻したときに、値札を自分で外して飛ばしたのです!それを見て家族全員一致で「この子にしよう!」と思い、飼うことにしました。
幼い頃はとてもやんちゃで困ることもありましたが、年を重ねるごとに大人しく落ち着いた子に育っています。
ラブラドールレトリバーがお隣さんで留守番したい理由
平日、私と兄は学校に行き、父は仕事です。基本的に母親が家にいるのですが、母が出かけるときや、旅行、家族で外食など家をあけるときは、1泊程度であれば家でお留守番をさせていましたが、何の問題もありません。
長期の海外旅行に行くときは、お友達や親戚の家に預けていたのですが、預け先でも良い子にしているようで、いつも褒められて自慢の子です。やはり最初は寂しそうな顔をするものの、人懐っこい子でしたので楽しんでいたようです。
ただし、人間に対してはとても人懐っこくカワイイのですが、同じ犬が苦手なようで、預けるお家に犬がいるときは一苦労です。おとなしい犬なら仲良くできるのですが、吠える犬がいると怯えていました。
その性格を知ってからは、なるべく吠えない犬のいるところにお願いして預けるようにしています。犬を飼っていない家の場合は、なかなか受け入れてもらえない事もあります。
このような判断基準が出来てしまうと、いつも預かってもらう先は決まってきて、それはお隣さんです。お隣さんは、スピッツ犬を飼っていて、散歩でいつも良く会うので、対格差は有りますが愛犬ラブラドールレトリバーとも仲良しです。
お隣に預けると言っても、お留守番が飽きないように、おもちゃを置いておくなどして、工夫しているので、楽しく留守番できているようです。
それもあって、散歩で外出しようとすると「今日はお隣でお留守番ですか?」とワクワクしながら私を見上げて、イソイソとお隣宅に「自分」で向かおうとするようになっています。
留守番上手なラブラドールレトリバーは広い庭で自由に育った
話を戻して、1日以内の短い時間の外出中の留守番の場合は、天気が良い日はお家のお庭で遊ばせています。
愛犬のラブラドールレトリバーには好きな時に走り回ったり、寝ていたり、お水を飲んだり、ストレスなく自由に思う存分遊べる環境を与えてあげたかったので、親が柵で庭を囲っていました。囲われた庭なので、脱走の心配はありません。
そんな時に私が会社から車で帰宅し、家の門を開ける音がすると、ラブラドールレトリバーは遠くから走って迎えにきてくれます。車の音がしたらそれに気づくのでしょう。車の横をずーっとついてきて、わたしが運転席から降りるのを待っています。とてもかわいらしくて、お家に帰るのが楽しみです。
留守番上手なラブラドールレトリバーに庭を開放した理由
実は、ラブラドールレトリバーが留守番中に一度だけ困ったことがあって、それがきっかけで庭を開放する事にしています。それは、まだラブラドールレトリバーが子犬の頃、病気になり歩行が少しだけ困難な状態になった時のことです。
オムツをつけていましたが、お留守番中にオムツから漏れてしまい、体が汚れてしまったこともあります。それもあって、首輪を付けっぱなしにしてみたのですが、ロープを噛んでちぎってしまいました。
よほどストレスが溜まったのでしょう。歩行が困難と言っても歩けないわけではありません。その時、鎖で行動を狭めては逆効果である事に気付き、広い庭も留守番出来る場所にしました。
ワンちゃんにストレスのないようにさせてあげるのが一番良いと思い、今の柵に囲われた広い庭を開放しました。好きなようにのびのびとさせているので、とてもいい子に育ちましたし、今ではお留守番の時も全くイタズラはしません。
まとめ
愛犬のラブラドールレトリバーを鎖につないだら、ストレスで鎖をちぎってしまった。それ以来、広い庭も自由に出入りできるようにしたところ、上手にお留守番が出来るようになったラブラドールレトリバーの体験談でした。
ラブラドールレトリバーは、特に子供の時はヤンチャでパワーもあるため、家の中で問題行動を起こしたり、ストレスが溜まると攻撃性が出たりします。
盲導犬になるラブラドールレトリバーも、子犬の時は一般ボランティアの家庭で愛情いっぱいに育てられて人間との関係性を高めてから、盲導犬の訓練を開始します。それと同様に、普段からストレスなく愛情を持って接すれば、お留守番も上手にこなすようになります。
ただし、やはり1匹で留守番中は寂しさも感じますので、通話付きのペットカメラを導入して、外出先から声をかけてあげて、1人じゃないと思わせてあげるのも良いでしょう。