猫の性格は、そもそも生まれ持った性格以外に、生後数週間の「社会化期」と言われる期間に、色々な経験をすることなく飼い主とだけ過ごすと、極端に臆病になったり、人見知りが激しくなります。
とは言っても、なかなか猫は社交的になりにくい動物ですし、そもそも臆病な生き物です。
今回の体験談を話していただいた男性の方は、猫のお留守番を「家」と「ペットホテル」で2回行ったのですが、どちらも猫の性格上、上手くいかなかったそうです。
では早速、何が起きたのか見ていきましょう。
[mokuji]
猫のお留守番で家がボロボロ!怖い目に合わせて反省中
20歳男性、群馬県に住む大学2年生です。私は7年前から、兄の友達の家で生まれた雑種の猫をもらい受け、クーという名前を付けて実家で家族一同かわいがっています。
さて、これは5年前の夏のことです。
私と兄は学校が夏休み、父親も休暇をとったということで、私たち家族は草津へ温泉旅行へと行くことになりました。旅行中のクーの世話ですが、この時は近所に住む祖父と祖母にエサやりとトイレを任せておけばいいだろうと思い、特に心配することもなく出発しました。
旅行初日の晩、宿の温泉をいただいた後一息ついているとき、祖父から連絡がありました。
聞くと、エサやりのために家に上がったところ、リビングがメチャメチャになっていたらしいのです。おそらく猫の仕業に違いありません。
ですが出先から帰るわけにもいかず、その日は少々心配しつつ一日を終えました
猫のお留守番でペットホテルを利用!怖い目に合わせて反省中
翌日、旅行から恐る恐る帰宅すると、壁紙がボロボロになっている上に花瓶やテレビが倒れており、ところどころマーキングまでしてあるではないですか!
「おのれクー!」と、家族総出で彼を探すと、おびえた鳴き声を出しながら押し入れに縮こまっているクーがいました。
きっとただ一匹で一日放置されたためストレスだったのでしょう。そのなんともかわいそうな姿に家族の怒りは一気に収まりました。寂しい思いをさせた上に叱ろうとまでした我々一家は、行いを反省しました。
次に旅行に出かけたときは、クーはペットホテルに預けることにしました。
店員にケージを渡す際、こちらを見つめながら不安そうな声でなくクーに心を痛めましたが、家に放置するよりはいいだろうと思い直し出発。
さて、旅行を終え、私たちはペットホテルにクーを受け取りに行きました。するとそこには見知らぬ動物に囲まれ、狭い檻に入れられたクーが、ガチガチに緊張した姿で震えていたのです。
私たち一家は二度もクーをひどい目に合わせてしまいました。
臆病な猫のお留守番に最適な方法とは?
言うまでもなくペットはぬいぐるみのような、かわいいだけの置物ではなく、人間の世話を必要とする生き物です。万が一のことはあってはあってはならず、多少ライフスタイルが彼らに強制されるのも仕方がありません。
とはいえ、私たちのように一匹で家に放置するのは論外ですが、何かの理由で長期にペットに留守番させることも避けられないかもしれません。
そこでペットホテル等の利用を考えるわけですが、先にも書いたように、クーを預けたところは狭く、いろいろな動物が一か所に押し込められていたようなところで、動物にとってはかなりのストレスだろうと思います。
難しいかもしれませんが、人間のため、動物のためにも、臆病な子たちが怖がらない、彼らがリラックスできるような環境にしてほしいものです。
まとめ
お留守番に慣れていない愛猫にお留守番をしてもらったところ、家でもペットホテルでもおびえてしまった体験談でした。
猫の場合は、どんなに社交的でおっとりとした性格でも、犬や他の動物と一緒に過ごすペットホテルの場合、精神的にストレスを負うことが多いです。
それは、トラウマとなってしまう場合も足ます。
最近では、猫専用のペットホテルというものがあります。猫の場合は、吠える犬などがいない、猫専用のペットホテルに預けるのが、精神的なストレスも少なく、犬との相性も問われません。
ペットホテルを選ぶ場合は、下記の内容に留意して選びましょう。
・動物取扱業の証書の提示
・預ける猫の条件(ワクチン接種義務など)
・脱走防止や部屋の広さの設備充実
・従業員の数や対応、ホテルの清潔さ
・留守中の定期報告
当サイトが留守番で一番良いと考えている方法は、住み慣れた家で相性の良いキャットシッターに任せる事なのですが、健康面で不安があったり、ペットシッターの予約が取れなかった場合、ペットホテルを利用することになります。
いつでもお願いできるように、条件の整ったペットホテルを事前に見つけておきましょう。