柴犬の性格は「忠実」「純朴」「利口」とポジティブに例えられる反面、「神経質」「臆病」「頑固」と言われることもあります。
このように言われている柴犬に、留守番をさせたらどうなるのでしょうか?
今回の体験談を話していただいた男性の方は、雌の柴犬を飼っているのですが、普段はお留守番をする機会は無いそうです。しかし結婚式に招待されたため、柴犬に初めての長時間のお留守番をさせたところ、ハプニングが起きたそうです。
では早速、何が起きたのか見ていきましょう。
[mokuji]
留守番を未経験の柴犬は割と自由に育てていますが…
犬を飼うのは3匹目で、現在の犬は「柴犬」、名前は「小春」、今年で7歳になりました。いつも家の中で自分の居場所で寝転んでいます。
奥手と言うか、あまり私にも女房にも積極的に触れてくることはありません。もうちょっと、甘えてくれると、なお可愛いと思うのですが…
まぁそこは私たち夫婦の「犬育て方針」で「自由(人様に迷惑をかける事は除いて)」にしてあります。ですから、他の飼い主のように「オッテ!」「オスワリ!」等教えておりません。
朝はAM4:00に私が散歩に連れて行きます。そしてAM9:00位に買い物を兼ねて2回目の散歩です。この時は近くの公園へ行ったり、時にはドライブもかねて遠方へも出かけます。が、柴犬は後部座席ひとり占めです。そして3回目の散歩はPM5:00頃です。
以上が一日のスケジュールですが、ある時、友人の息子さんの結婚式に呼ばれまして、夫婦で出席することになりました。
初めての留守番を察知した柴犬の鳴き声が可哀そう
これが柴犬の小春ちゃんの初めての留守番です。
日頃から夫婦のどちらかが家にいますので、まず柴犬の小春ちゃん一人での留守番は無いに等しい状態です。しいて言えば女房が庭掃除をしていて、私が近くのコンビニへ買い物をするほんの10分位です。その時は、帰ってくると玄関で待っています。
そして、いよいよ初めての「留守番」です。夫婦が服を着替えているのを見ていた小春ちゃん。いつもと様子が違うのを察知したのでしょう。妙に動きがいつもと違います。
そして出かけようとするや否や、玄関に先回りしています。「今日は留守番!ちょっとだけ待っていてね!」言ってもわかる訳がないのですが、雰囲気でわかるのでしょうか?
普段したことのないような鳴き声を発します。何かこちらが可哀そうになってしまいましたが、そうは言っておれず出かける事にしました。おそらく玄関にいるだろうからと想像して、小春用の布団と水をたっぷり与えていきました。
そして、柴犬の小春ちゃんも心配なので時間を少し早めて帰宅しました。
柴犬が留守番中にテーブルのおつまみに手を出した!
もう玄関に入る前から、異常な鳴き声が聞こえます。布団はくちゃくちゃなのは想像出来ましたが、テーブル上に置いてあった普段私が晩酌の時に食べているつまみ類も散乱状態、そして女房のハンガーに掛けてあった服が床に散らばっていました。おそらく人恋しくてやったのでしょう。
今度留守にする時は、当然のごとくテーブルには何も置かない、そして小春が届くところに服などかけておかない。今回の失敗の教訓です。とは言っても、今後は夫婦そろって外出する事もないでしょうから、小春をひとりにさせないようにしようと思います。
どうしても夫婦で出掛けなくてはならない事になったら、何時ものように小春を車に乗せて、待機させるようにしようと思います。
出かける時には思いつかなかったのですが、外出が長くなる場合は、日頃、柴犬の小春ちゃんが遊んでいる人形などを玄関に置いておいてやった方が、良かったのかなと思いました。
いつもの場所にお気に入りの人形を置いてあるから大丈夫と考えていましたが、帰宅を待っている場所が玄関なので、そこへ人形を置いておけば安心するし良かったのかな、とも考えました。でもやっぱり一緒に連れていってあげるのがベストですね。
まとめ
柴犬に初めての長時間のお留守番をさせたところ、家中を荒らしまくってテーブルの上のおつまみにまで手を出してしまった体験談です。おそらく背の低いテーブルだったのでしょう。
柴犬は散歩が好きな犬種のため、長時間の留守番は向きません。しかし、日ごろから訓練を行う事で、長時間の留守番でも出来るようになります。
初めは2-3時間の短い留守番から徐々に訓練を始めておくと、1日程度の留守番であれば問題なく出来るようになります。
ただし丸1日など長時間の留守番を想定する場合は、トイレのトレーニングも同時に必要になります。柴犬の家の中でのトイレのトレーニングはとても難しく、経験者の指導の下行った方が上手くいきます。
トイレトレーニングも普段から毎日トレーニングを繰り返すことで、いざ留守番の時に、問題なく家の中でも指定の場所のトイレにすることが出来るようになります。