普段、一人ぼっちになって留守番をしたことのない犬が、突然留守番をすることになったら、寂しさのストレスから予想外の行動をすることがあります。
今回、体験談を話していただいた60代の男性の方も、飼い犬の柴犬が本来届かないはずの高さ1mの棚の上の物を落としたそうです。
では早速、柴犬がどうやって高さ1mの棚に届いてしまったのか、見ていきましょう。
[mokuji]
柴犬の初めての留守番は妻の入院がキッカケ
現在60代で、すでに仕事を退職し年金生活です。
子供はすでに独立して家庭を持っているので、女房と戸建てに住んでいます。
以前、柴犬を飼っていたのですが、16歳で亡くなりました。
最初の柴犬が亡くなった後の約2年前、「里親探し」で4歳のメスの柴犬を譲り受けました。柴犬の凛々しくも愛嬌あるところが、とても好きなのです。
ある日、女房が入院する事になりました。
本来ならば柴犬は車に待たせておけば良いのですが、この連日の暑さで、愛犬の柴犬を車に残すには車のエアコンを付けっぱなしにする必要があります。
しかし、この病院の決まりで駐車中はエンジンを切らなくてはなりません。
昨今の新聞紙上を見ましても、子供を車に放置した為に亡くなると言う悲惨な事件があります。柴犬とてこの暑い中、エンジンを切った車中に置きっぱなしは出来ません。
そこで、家でお留守番をしてもらう事にしました。
普段は、短い時間でも留守番をさせたことが無いので、柴犬が家に来て初めての留守番です。
妻を病院に連れていき、私が返ってくるまで時間にしたら、半日程度でしょうか。
柴犬の初めての留守番で暴れまくり大ジャンプ
帰宅してびっくりしたのですが、犬の留守番は想像できない事をやるものです。
普段、私たち夫婦が食べる為にテーブルに色々な駄菓子が置いてあるのですが、ひょっとして留守番中の柴犬が食べたらいけないと思い、1m以上の高さのある棚の上に乗せておきました。
しかし帰宅すると、それがすべて床に落ちていました。
中には破れて無残に中身が出ているものもあり、少し食べた形跡もありました。
1mも高さのある棚のお菓子に手が届かないと思っていたのですが、おそらく近くのテーブルの上に乗って、テーブルから棚のお菓子に向かって大ジャンプしたのだろうと想像します。
そんな普段は見せない真剣な柴犬の行動ぶりを、ビデオでもセットして見てみたかったです。
柴犬の初めての留守番でトラウマも克服?
それ以外にも普段から設置してある「水」が容器ごとひっくり返っていたり、絨毯がめくれていたりと、留守番による相当なストレスを発散していたようです。
それと後で気が付いたのですが、普段は2階のベッドの上に脱ぎ捨ててある私の服が、どうも置き場所が違っていました。
これに驚いた理由は、柴犬は2階には行けないと思っていたからです。
以前2階に行った事があるのですが、階段を上る事はいとも簡単に上るのです。
しかし降りるのが苦手のようで、階段の下から三分の一位の所からすべって床に落ちたことがあり、それ以来2階には行かないようになった筈なのです。
まさか、留守番の寂しさやストレスが、柴犬の過去のトラウマをも克服させてしまったのでしょうか。
柴犬の次回の留守番対策を検討中
やはり、次回はなるべく留守番は避けたいと思います。
と言っても、病院での用事に時間がかかる時もあるでしょう。
今考えているのは、留守番中はテーブルを片付けて、ジャンプ出来ないようにするとともに、広い空間を作ってあげる事です。
あとは、我が家のリビングには扉が無いので、柴犬の行動を制限できる方法が必要です。
リードを天井の蛍光灯が吊ってある所に細工して、そこにリードを掛けて、なるべく部屋の外に出られないようにする…でも犬の力からして、この案は難しいかなぁと思案中です。
犬がもしテレビに興味があればテレビをつけておけば良いのかな、とも考えたのですが、テレビはほとんど興味ないようです。しかし、今度留守番の機会があった時は、我々夫婦が映っているビデオをセットしようかな、と考えております。
どうやら、我が家の柴犬はいつも夫婦にべったりなので、留守番には向かないように思います。
まとめ
留守番中の柴犬が、テーブルを踏み台にして1mの棚の駄菓子をゲットした体験談でした。
普段、留守番に慣れていない犬が急に一人ぼっちになってしまうと、極度のストレスを受けます。
そのストレスが、犬のどのような行動に現れるかは犬次第になりますが、
「部屋の中で暴れたり物を壊したりする」
「永遠と自分の体を舐めたりかじったり自傷行為を行う」
といった症状が良く上げられ、症状がひどくなると通院しなければ直らない病気に発展します。
日ごろから短い留守番の練習をすることで、徐々に長い留守番も可能になります。
留守番をさせる可能性のある場合は、普段から短い時間の留守番の練習をしておきましょう。